超兵器建造計画
 
 

 

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鋼鉄の咆哮では強力な兵器「超兵器」が登場する。
「新機関」と呼ばれる機関を搭載し、巨大な艦体と強力な武装を持ち、一隻で一個艦隊の戦闘能力を凌駕する。もし実在したのならば強力な戦力となっただろう。
だが現実世界で超兵器の名を聞いたことはない。
戦艦「ドレッドノート」は全世界の戦艦を一気に旧式化させ、以後の戦艦はこの艦を超えるように設計されるようになった。
巨大戦艦「大和」は世界最大の艦砲、46センチ3連装砲を持ち、今でもその記録を破られていない。
B-29スーパーフォートレスは爆弾搭載量9トンを誇り、高度1万メートルを超えても悠々と飛行できた。
Ta152はレシプロ戦闘機ながら高度1万2500メートルでも時速750キロで飛行することが可能な機体で、究極のレシプロ戦闘機と呼ばれた。
たしかにこれまでも「超兵器」と呼ぶべき兵器は存在している。
 
だが、鋼鉄の咆哮の超兵器には及ばない。
 
「ドレッドノート」も一個艦隊に匹敵するとは言い難かったし、「大和」は航空攻撃によって撃沈されてしまった。撃墜数も鋼鉄世界の超兵器のように何百機と撃墜したわけではない。Ta152はいくら究極の戦闘機とはいってもジェット戦闘機の方が性能は上で、役割はもっぱら離着陸時が弱点のMe262をカバーすることだった。
ゆいいつ超兵器に近いのはB-29である。B-29はたしかに超兵器と呼んで差支えないのかもしれない。なにしろたった一機で二つの都市を壊滅させたのだ。原子爆弾という核兵器を使うことによって。
しかし原子爆弾は一発落とせばハイそれまで、なのである。鋼鉄世界の「アルケオプテリクス」や「ジュラーヴリク」と比べると明らかに見劣りする。なにしろ後者は核を使用せずに一都市を壊滅させられるのだ。
日本の「Z機計画」はまさに計画だけで終わり、イギリスの「ハボクック計画」はパイクリートの製作段階で頓挫した。ドイツは円盤機や超巨大戦艦など数多くを計画したが、所詮は計画にすぎなかった。アメリカに至っては超兵器を建造する計画を最初から立てず、少し安価な艦を大量生産する戦略をとったほどだ。
 
―――予算的な問題もあるだろう。「大和」の建造は国家予算の5%を投入したという。超兵器の建造予算となれば桁違いもいいところだろう。
だがアメリカは?アメリカの国力ならば一隻くらい建造できてもいいのではないか?
―――技術力の問題もあったのかもしれない。
しかし日本海軍は「大和」の排水量を1割ほど抑えて建造することに成功しているし、ドイツは世界に先駆けてジェット戦闘機を開発した。建造技術は揃っていたのではないか?
―――資材の不足もあったのかもしれない。巨大な艦を動かすだけの動力が確保できなかったのか?
いや、アメリカは原子力機関の開発に着手、成功しているし、動力は問題ない。資材に関しても確かに膨大な量ではあるが非現実的であるとは言えない。
 
ではなぜ建造しないのか?
 
 
ここでは超兵器は建造可能か、もし建造できたならばどれほどの戦闘能力を有しているのか、そしてその存在意義を突き止め、超兵器の謎に迫る。
 

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第一部 性能

 

第二部 建造

 

第三部 公試

 

第四部 戦闘

 

第五部 影響

 

第六部 意義

 

 

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